恥ずかしながら「検索エンジン」なるものの仕組みを全く理解していませんでした。
このブログはGoogleのBloggerを利用しているのですが、設定画面やウェブマスターツールに
「クローラ」だの「サイトマップ」だの、意味がわからない単語がたくさんあり、何度か心が折れかけました。
検索の仕組みを基本から勉強すべし!というわけで
この本を読んでみました。
■内容
この本は
①検索エンジンの目指すもの
②集める
③整理する
④検索する
の4章構成になっており、非常にシンプルです。
検索エンジンがどのようにして世界中のWebサイトの情報を集めているか、
その情報を効率的に検索できるようにする為にどのように整理しているか、
検索者の検索キーワードからどのように検索処理を行うか、
がざっくりと書かれています。
具体的なアルゴリズムや実装例などは書かれておらず、あくまで概念的な記述に終始していますので、
「検索エンジンを隅々まで理解して、ブログのアクセスを飛躍的に伸ばすぞ!」
と意気込んでいる人には物足りないかもしれません。
筆者のような「検索エンジンとはなんぞや・・・?」というぐらいの心持で読む人向けかと思います。
特徴的なのが、一貫して「図書館」と比較している点です。
例えば検索エンジンの機能を説明する際には必ず図書館のどの機能に該当するかの説明があったり、CPUを「電脳司書」、メモリを「電脳机」、HDDを「電脳書架」と表現したりと、
やはり初心者でも理解しやすい工夫がなされています。
(筆者は逆に「CPU」「メモリ」と書いてくれたほうが分かりやすかったのですが・・・)
■まとめ
検索エンジンの仕組みを「ざっくりと」理解するにはちょうどいい本ではないでしょうか。
より詳しい知識を得たいのであれば、この本には参考文献が非常に多く記載されていますので、それらを続けて読めばよいと思います。
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